沖縄のうつわ『やちむん』の魅力

『やちむん』とは

 

沖縄で作られる焼き物の総称を『やちむん』と言います。

 

やちむんとは沖縄の言葉でやきものを表し、

「やちむん」の「やち」は「焼き」を「むん」は「物」を意味しています。

 

沖縄の家庭で今も日常的に使われている茶碗や飯碗、鉢や平皿など

の陶器を指す言葉です。

 

最近では、年に数回開かれるやちむんの陶器市を目指して旅行する人もいるほどです。

 

 

「やちむんの歴史」

 

やちむんの歴史は長く、1600年、沖縄が琉球国を呼ばれていた頃までさかのぼります。

 

薩摩から琉球王国に朝鮮人の陶工3人が陶芸の技術指導のために訪れます。 さらに、1682年には、琉球国の尚貞王が県内各地の陶工たちを壺屋に集めました。 このことが、やちむんの基礎となる「壺屋焼」が生まれるきっかけとなりました。

 

当時焼き物は泡盛を入れて海外に輸出したり、海産物を入れて輸入する、いわばコンテナの役割として使われていましたが、やがて器などの家庭用品としても利用されており、明治時代に入ると、琉球王国が沖縄県になり、他県で作られた安くて丈夫な焼き物が、県内に浸透し始めます。

 

この影響で、壺屋焼は次第に衰退していきますが、1926年頃に起こった「民藝運動」によって、日用品としての美が認められ、やちむんは全国各地に広まっていきます。 

 

次回はやちむんの製造工程についてお伝えします。

 

  

○横浜市鶴見区のおきなわ物産センターに併設している、沖縄そばと島雑貨の店『てぃんがーら』では弊社のやちむんを取り扱って頂いております。実際にやちむんを手に取ってご覧いただくことができます。

 

○Instagramでは全国のやちむん好きの皆様へ現地の情報や様々な企画等を定期的に配信しております。是非ご覧ください。