やちむんの製造工程・技法

やちむんは大きく分けると『荒焼(あらやち)』と『上焼(じょうやち)』の2種類があります。

 

まず、製造工程について説明します。

 

荒焼と上焼は上記の通り、見た目や用途にも違いがあります。

まず荒焼の作り方は以下のようになります。

『荒焼』とは釉薬をつけない焼物のことで南蛮焼とも呼ばれています。また、実用に徹しているため、飾りなどはほとんどありません。泡盛や醤油、あるいは穀物の貯蔵用、また飲料水をためる大きな甕や壷などが中心でしたが、近年では、酒器や食器など小物類も焼かれるようになっています。

 

続いて、上焼の作り方は以下のようになります。

『上焼』とは焼物の表面にかかっているガラスのようなもの、釉薬をかけた装飾的な焼物のことで、

赤土の上に白土で装飾(白化粧)し、主に食器や花瓶などの小物が多いのが特徴です。

 

また、やちむんには伝統的に様々な技法があります。

これらは沖縄で生まれた技法ではありませんが、各地の影響を受け、それを受け継いでいます。 

荒焼の技法だけでも下記のように

 

『タックヮーサー』

『はりつける』という意味で、形を作った後、表面に粘土をはりつけて、立体的に模様を描く技法や、

 

『ウシチキー』

『押し当てる』という意味で、ひも状にまいた粘土を押しつけるように巻いて積み上げていく技法などがあります。

 

また上焼にも『飛び鉋』『線彫り』『刷毛目』『イッチン』など特徴的な技法が多くあります。 少し長くなりそうなので、『技法』の詳しい紹介はまた別の機会に。

 

次回はやちむんの種類と窯元について紹介します。

 

 

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